以前、ナス料理にハマった話をしましたが、普段は食べたいけど常に行きたいと思ってる国の料理があります。中華やタイ料理ももちろん好きなんですが、毎日食べたいってほどではないです。結構脂っこかったり炭水化物多めだったりで結構飽きちゃいます。
8年ほど時を遡り、当時天才幼稚園生だったぼくは何故かブラジル人と結婚した叔母の家に遊びに行きました。長期休暇中に結果として1ヵ月半程でしたが、何故か彼らはメキシコに住んでいたので転がり込みました。別にその間にスペイン語を勉強した、現地人と仲良くなったとかは一切無く(スペイン語はお願いします、はい、いいえしか分かりません)適当にぶらついたり、当時僕と歳の近かった保育園児の従兄弟を迎えにいったりしていました。
とてつもなく暇だったので仮面ライダーオーズとかブレイドとか龍騎とか見返しまくっていたのですが、ぼくの興味は少しずつ違うものにシフトしていきます。
メキシコと言っても家の中では大概が日本食で、数割のブラジル料理、メキシコ料理が混ざってくるいう食生活でした。
ただ、日本食はカレーとか丼ものが多く、米もあんまり美味しくなかったので正直飽き気味。ブラジル料理はそれ以前も食べたことあったのですが全く好きになれなかったので食べ切るのが非常に苦しかった。
フェジュアーダというブラジル料理があります。
簡単に言うとカレーライスからスパイス類を抜き、そのかわりに大量の豆と塩を加えたものです。味付けは豆を加えた素材の味と塩です。結構塩気が強くそれ以外は具材から滲み出た汁であり、無理でした。もう二度と食べません。
あとはメキシコ料理ですが、有名なのはタコスですよね。これは結構美味しく食べられました。サルサソースもスパイシーだけどトマト、玉ねぎ、ハラペーニョとかが味のベースになるので思ったよりも後味すっきりしていて、クソまず豆カレーや完全に飽きた豚丼とは違って踊りながらでも食べられました。
しかし、問題もありました。タコスの皮は小麦粉のものだったのですがそれが好きになれませんでした。小麦粉の味があんまり好きではなく、わがままですが相当美味しいものじゃないと味のないパンなんて食べたくありません。朝ごはんに生食パンなんて絶対食べられません。
そこだけが難点でしたが、タコスの皮にはコーンから出来ているものもありました。最初食った時は風味最悪で生ゴミかよと思いましたが、具材を包んで味わってみると、食材やソースの味を邪魔しない最高の生ゴミでした。バドワイザーが美味しいオシッコなら、コーンのトルティーヤは美味しい生ゴミです。
このコーンに慣れてからはメキシコでの食生活は天国でした。鶏肉、豚肉、牛肉なんでも好きな肉と一緒に適当な野菜、チーズ、ハラペーニョ、サルサソースを好きな組み合わせでカスタムして好みのものを食べられます。僕はアボカドとハラペーニョを入れまくりました。店や家庭によっては独自のサルサがあったりするので、店によっても味が全然違います。本当に狂った様に食べました。
しかも、タコスの中身を焼いたフランスパンに挟むバージョンもあります。僕は焼いたパンは好きなので、これも隔日くらいで買いに行ってました。この店が住んでいたマンションの目の前にありましたが、スペイン語は全くわかりません。お店のおじさんは日本語はもちろん、英語もまっったくわかりません。メニューの名前で唯一分かったのがチーズ、おじさんが分かってくれた唯一言葉もチーズ。僕たちの絆はチーズで繋がりました。それ以降、僕が何か頼もうとしても全てチーズになり、他のものが食べたい時は叔母に頼みました。
タイトルの話になるんですがメキシコ滞在1ヶ月半で5キロ太りました。もちろんメキシコ治安悪過ぎて出歩かなかったのもありますが(住んでいたのは日本人街ではありましたが、バイク2人乗りによるスリが流行ってました。世紀末かよ)多分1番の原因はタコスとパンと、あとはトルティーヤチップスです。
トルティーヤチップスは日本でもよく見かけますよね。ドリトス、あれも美味しいですよね。
これは皆さんにも試してほしいのですが、味が付いていない、もしくは塩味だけのトルティーヤチップスと何でも良いのでサルサソースを一緒に買ってみてください。それだけで今まで以上に酒が進みます。
おすすめのメキシコ料理がもしあったら教えてください。本当に美味しかったら奢って感謝します。
(唯一の画像がブラジル料理になっちゃった)
